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2018年08月04日

スポラディックE層(Es)とF層の10MHzの伝播の違いの考察

 とても暑い一日でした。東海地方は外へ出ると融けてしまいそうな暑さでした。そんな状況なので、わりと自宅にいたのですが、無線運用はほどほど?となりました。

 さてなんだか偉そうなタイトルですが、10MHzでの伝播について少し・・・。

 パソコンの中のファイルを確認したら、2014年3月29日の7:45amのイオノグラムのキャプチャーがありました。イオノグラム上ではF層がとても綺麗に出ていて、なおかつ臨界周波数が12MHz程度まで伸びています。180804-01.png
 このようなF層が発生すると、10Wのモービルホイップといった弱小な設備でも、10MHzや7MHzでは日本全国津々浦々と599で交信できます。
 以前に10MHzでたったの15分で「One Day AJD」を達成したという記事を書いていますが、その時もこんな状態のF層が発生していたと記憶します。
 当時は現在のようなコンディション低迷の時期ではありませんでしたので、こんな感じのF層が頻繁に出ていて、10MHzでのCQが楽しくて仕方ない状況でした。
 7MHzでも同じ。とにかく日本全国(全エリア)から、偏りなく強力に入感していたイメージがあります。F層反射はそういった感じだと思います。

 ところがここ2〜3年はコンディションが低迷し、3月頃でも上のようなF層はほとんど見られなくなりました・・・。
 その結果、ここ最近の春のシーズンは、7MHzは辛うじて近距離(100〜200kmほど離れた地域)と交信できても、10MHz帯での近距離はほとんどできない状況になってしまったことは、肌で感じています。


 一方、夏場を中心としたスポラディックE層(Es)は、ここ2〜3年で活発になってきている気がします。Esはイオノグラムでは低い位置に横一直線に描かれますので特徴的です。180804-02.png
 Esが発生すると10MHzや14MHzでも近距離(100〜200km)で交信できるようになる(もっというとハイバンドでも近距離可能)ので、それなりに楽しめます。今日もそういった状況が一時的にありました。
 ところがF層反射とは少し状況が異なり、日本全国津々浦々という状況ではなく、Esの状況によって特定のエリアが入感してくるように感じます。電離層の高さ、第一種減衰や入射角が影響しているのだと思います。
 0エリアの局が1エリアの局と交信しているようだが、2エリアでは1エリアの局がまったく入感しない・・・というような現象がEs反射だと時々あります。F層反射ではそんな状況はほとんどないように思います。

 こちらは2014年のQSOパーティーの記事です。この年、私も10MHzでたくさん交信しました。こんなコンディションもあったのですね。
 10MHzで空き周波数がない状況・・・なんて当時書いています(^^;)。
 ここ2〜3年のQSOパーティーでは10MHzがほとんど使い物にならない(失礼!)どころか、7MHzでさえも劣悪なコンディションになっていて苦戦することは、多くのハムの方が感じられていることかと思います。

 以前のようなコンディションに早く戻らないか、待ち遠しいです。

posted by GECKO at 22:47| Comment(0) | 10MHz | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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